2013年5月26日日曜日

2011年05月01日号 小田原の様子


小田原北條ウィーク(4/29~5/5)

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大震災への配慮のため、今年の桜祭りやかまぼこ祭りは中止となりましたが、小田原の北條祭りは開催されるようです。
今年は、「小田原北條ウィーク」と銘打ち、5/3の手作り甲冑隊による時代コスプレ・パレードを中心に、骨董市や音楽イベントなどが連休中一週間に渡って開催されています。
詳しくは小田原市のHPをご確認ください。

小田原の様子

Kanatecは一応理科系出身なので、噂や予言ではなく、それなりのデータに基づいて小田原の様子をご紹介します。

■ 空間放射線量測定値(2011.03.11−04.30)

Kanatec本社に一番近い茅ヶ崎モニタリングポスト(神奈川県衛生研究所内)の毎日24時のデータ(*1)をプロットしてみました。
茅ヶ崎における4/30時点の値は0.054μSv/hであり、平常時の年平均値は0.037μSv/hと比較して、約46%ほど高い状態となっています。なお、瞬間最大値は3/15に観測された0.182μSv/hとなっています。
ちなみに、3/15頃のピークは福島第一原発の原子炉建屋が連続して爆発したタイミング、3/22頃のピークは東京を含め関東全域での「水道水パニック」の原因となった雨のタイミングです。
「直ちに健康に影響を与えるレベル」ではないこと(*2)は間違いないようです。
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  • *1:出典は神奈川県のHP
  • *2:山口県の平常時の平均値は0.084−0.128μSv/h、岐阜県の平常時の平均値は0.057−0.110μSv/h。(文部科学省HPによる)・・・特に西日本では、花崗岩の影響により、関東地方より平常時の環境放射線のレベルが高いらしい。

■ 水道水(2011.03.11−04.30)

小田原の水道水は、Kanatec本社を含めた多くのエリアが酒匂側の表層水、一部エリアが市内の深井戸の地下水と、神奈川県から供給を受ける水道水です。
小田原市のHPによると、酒匂側浄水場では関東全域で「水道水パニック」が起きた3/22頃を含め、放射性ヨウ素131、放射性セシウム134/137とも検出されてないようです。
なお、神奈川県のHPによると、同じ酒匂側の取水場所から源水を取っている神奈川県の伊勢原浄水場からは、3/22から3/24にかけて国の暫定基準内の放射性ヨウ素131が検出されていますが、伊勢原浄水場の場合相模川水系からも取水しているので、相模川水系の影響かもしれません。
ということで、小田原の水道水は心配はないようです。

■ 海産物

神奈川県のHPによると、4月中旬くらいまで神奈川県産の原乳/野菜にも、国の暫定基準内の放射性ヨウ素/放射性セシウムがチラチラと出ていましたが、最近は落ち着いてきたようです。
小田原名物の海産物を調べてみたところ、青魚にて放射性ヨウ素が検出されず放射性セシウムだけが微量検出されるケースがありました。
もしかしてと?思い、過去のデータを神奈川県のHPで調べてみたところ、今から25年前のチェルノブイリ事故の影響がずっと残っていたようです。国産の生シイタケ、輸入の干シイタケや、輸入の果実加工品(ブルーベリージャム)等にも基準以下の放射性セシウムがチラチラ・・・知らなければ気にならない、といういい例ですね。
ということで、小田原の海産物は(今更改めての)心配はないようです。

■ ミネラルウォーター、乾電池

”水道水パニック”が起きた3月下旬から4月上旬くらいまでは、小田原のスーパーで2リットルのミネラルウォーターを入手するのは困難で、やっとの思いで見つけても「一家族2本まで」の制限付きでした。しかしながら最近はどこのスーパーでもある程度の在庫があり、「一家族1ケース(6本)まで」と制限が緩和されています。
ということで、小田原にお越しの際は、特に水をお持ちいただく必要はないようです。
また地震の後の計画停電時に店頭から消えた単一/単二の乾電池も、4月下旬になってやっとドンキやダイソーでも見かけるようになってきました。単三電池はずっと在庫豊富です。
ということで、安心して小田原に遊びに来てください。

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