2016年2月13日土曜日

2016年01月30日号 中国向けプリペイドSIM 跨境王 加強版、他

中国向けプリペイドSIM 跨境王 加強版

香港経由で中国(シンセン)に2泊3日での出張となったので、中国向けプリペイドSIMを調達してみました。使用する端末はiPhone4sの海外版SIMロックフリーで、データ通信の他、現地連絡用の音声通話も可能とします。

■ パッケージは・・・

ネットで調べてみたところ、China Unicom Hong Kongの「中国 香港 マカオ 台湾共通 3Gデータ・プリペイドSIM 跨境王 Cross-Border King 加強版」が良さそうなので、これにしました。
Amazonや国内の海外SIM取扱店で、容易に入手可能。現地購入より多少高くなるが、同行者のいる出張移動時に、空港等でSIM探しをするのは困難であり、出国前に端末のセットアップ、開通手続きや、自身の電話番号が確認出来た方が楽なので。今回は田町にあるジャパン・エモーションさんの店頭にて、2,380円で購入。

■ お勧めのポイントは・・・

  • 香港にローミングされるため、中国本土のネット規制を受けない(らしい)
  • 名称の通り、中国 香港 マカオ 台湾共通で使え、今回は香港経由で中国入りするのでちょうどいい感じ
  • パッケージ代金HKD138の中に、HKD80分のチャージが含まれており、これで月額基本料金、データ通信と、通話(発信)が賄えます(中国国内の通話着信は無料)
  • 日本国内でもSoftbankでローミング出来るため、国内にいるうちに開通手続きが完了出来、一つ現地での作業が減ります
  • 自身の電話番号はSIMカードの台紙に記載されていますので、出国前に確認出来ます
  • SIMサイズは、切り取り方により標準/マイクロ/ナノの3サイズに対応します
  • W-CDMA(3G)2100MHzに対応するので、日本で入手出来る大概の端末は対応可能

HK(香港)、ML(中国本土)と書いてある部分に電話番号が記載されています

■ 今回の料金プランは・・・

項目
金額
備考
初期チャージ
HKD 80
パッケージ代金HKD138含まれる
月額費用(回線維持費用)
-HKD 9
通常月額はHKD18だが、開通が16日以降の場合は半額
データパッケージ
-HKD 48
300MB/7日間、300MB超過後は従量制
残高(通話分他)
HKD 23
香港/中国内なら約58分通話可能(日本への国際電話なら約3分)

料金プランとデータプラン申し込み方法

■ 開通準備(端末の設定)

それほど難しくないのですが、手順を間違うと、従量制データ通信でチャージを使い切ってしまうので、この点だけは注意が必要です。
 
  • 重要:「モバイルデータ通信」をOFFにし、不要なデータ通信を止めます
  • アクティベートするためには電波を拾う必要があるので、「3Gをオンにする」はONにします
  • iPhoneの電源を切り、SIMを装着し、電源を入れます
  • 日本国内の場合なら、Softbankの電波を広い、暫くするとChinaUnicomHKからSMSが届き、これで開通します
  • 重要:データパッケージは日数の制限がありますので、出国前の日本での作業はここ迄です
ここから先はまだ未検証です。現地で使用後、問題があれば追記修正します。
  • 現地で端末の電源をONし、香港ならUNICOM(3HK)、中国ならCHN-UNICOMに、自動的に繋がるはずです(ダメなら手動で設定しましょう)
  • 現地入りしたら、「*118*448#」をダイヤルし、300MB/7日間のデータパッケージの申し込みを行います
  • SMSでデータ定額サービスが開始されたことを確認後、「モバイルデータ通信」をONにし、APNを3gnetに設定(IDとパスワードは空欄のまま)、ローミングをONにします
  • 重要:SIMパッケージを購入したジャパエモさんの情報では、他のプロファイルがインストールされているとダメのようなので、その場合は一旦インストール済みのプロファイルを削除します
残高照会は「*118*35#」をダイヤルすれば確認出来ます。

■ 出国前、まとめ

3日間滞在で、料金は約800円/日、データ通信量は100MB/日になります。現地通話も1時間分近くあるので、まあいい感じでしょう。なんと言っても中国本土の通信規制を受けないのが自由でいいですね。
香港でSIMを購入出来れば、コストはもう少し下がりますが、今回は同行者のある出張で時間も自由にならず、まあ仕方ないでしょう。

■ 帰国後、結果報告

出張で同行者もあり、また時間の制約もあるため、香港空港内でのプリペイドSIMの販売状況を調べることは全く出来ませんでした。やはり国内で購入しておいて正解でした。
通信状況などは問題なく、香港ならびに中国本土で使用可能でした。中国本土でもネット規制には掛からないので、日本で使うのと特に変わりはありません。もちろん3Gでの接続なので速度的な違いはありますが、メールチェックやWeb閲覧では、実用上は問題ないと思います。

(1)香港空港到着後、現地ネットワークへの接続

香港空港到着後、iPhone4Sを起動し、所定のネットワークに接続します。この時、自動接続だと「454-13」というネットワークに繋がってしまったので、手動で「UNICOM(3HK)」に接続し直します。
UNICOM(3HK)には(3G)というのもあるようですが、そちらではなく「UNICOM(3HK)」に接続したらOKでした。

(2)データ定額サービスの申し込み、モバイルデータ通信ON設定

次に「*118*448#」をダイヤルし、300MB/7日間のデータパッケージの申し込みを行います。すぐに上記のようなSMSが届き、サービス適用が確認出来ます。
ここで、iPhoneの設定よりモバイルデータ通信をONすれば、これでデータ通信も開通です。

(3)中国本土上陸

香港空港からフェリーに乗り、中国本土に上陸すると、今度は「中国総通 CHN-UNICOM」に接続します。
そうすると、上記のようなSMSが届きますが、既に300MB/7日間のデータパッケージの申し込み済みなので、無視して大丈夫でした。

(4)念のための残高確認

この状態でチャージ残高を確認してみたところ、予定通り$23残ってます。(ボラれたり、想定外の費用は掛かって無いです)

Apple SIM、(現状では)イマイチ物欲がわかない

昨年11月にひっそりと(?)日本でも販売開始されたApple SIMですが、イマイチ物欲がわかないですね。これ一枚で、世界各国で端末上の簡単な操作でデータ通信が利用出来るというコンセプトは最高なのですが・・・。

■ 利用可能な端末

  • Pad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4、iPad mini 3のWi-Fi + Cellularモデル
  • 日本で使用する場合は、パートナーであるau版かSIMロックフリータイプ
  • 海外で利用する場合は、iPad系は海外ではSIMロックフリーとして動作するので、docomo版やSoftbank版でもOK(皆さんご存知の非公式情報)
Kanatecの場合、docomo版のiPad mini 3のWi-Fi + Cellularモデルなので、日本以外ならOKですね。

■ 利用可能なキャリア

  • 日本 :au
  • 米国 :AT&T、Sprint、T-Mobile、および GigSky
  • 英国 :Everything Everywhere (EE) および GigSky
  • その他90 以上の国と地域で :GigSky
米国に行く機会はまず無いので、基本的にはGigSkyの利用になるようです。

■ コスト

  • パッケージ購入価格 :600円(税別)、Appleストアで購入可能
MVMOの格安SIMの多くが、パッケージ購入代が3,000円(税別)程度なので、この値段は嬉しいです。しかしながら、問題はランニングコストです。
au(日本) :1,500円/1GB
France
  • 1,200円/40MB/3 Days
  • 3,000円/175MB/7 Days
  • 4,200円/300 MB/14 Days
  • 6,000円/500 MB/30 Days
Germany
  • 1,200円/50MB/3 Days
  • 3,000円/175MB/7 Days
  • 4,200円/300 MB/14 Days
  • 6,000円/500 MB/30 Days
・・・と行った感じで、国内キャリアのローミングより安いのですが、現地のOrangeやT-mobileなどのプリペイドSIMの価格と比べると、ちょっと高すぎる感じです。ちなみに、現地のプリペイドSIMは・・・;
フランス Orange Holiday(39.99ユーロ=約5,100円)の場合、14日間有効/120分通話付き/1GBデータ通信で、これがフランス国内だけでなく、ヨーロッパ圏内どこでも利用出来るようです。
滞在期間が短期で、これほどの通話/通信量が不要なら、もしくはデータ通信専用サービスなら、探せばもっと安い現地SIMがあると思います。

■ まとめ

現地入りの時刻が早かったり遅かったり、到着日が日曜でお店が開いてなかったりで、現地SIMがすぐに手に入らないとき、どうしても緊急でメールを送りたい時などは、Apple SIM by GigSlyの1,200円/40MB/3 Daysが便利そうです。しかしながら、40MBなんでネットで地図を見たり調べものしていたら、すぐになくなってしまいます。
Kanatec的な結論ですが、Apple SIMはパッケージ代が安いので、緊急用として持って行き、基本は使用期間やデータ量に合わせて現地のプリペイドを買うのが良さそうです。旅行先のSIMパッケージは、用済み後も思い出の品として残りますし。
勝手な想像ですが、Apple SIMのサービスはまだ始まったばかりで、各国の現地キャリアがまだ参入出来てない感じで、このためインターナショナルでサービスするGigSkyの高いメニューを使うしか無いのではと考えています。これは日本のauのサービス価格を見れば、Gigskyとの差は歴然ですよね。
フランス大手のOrangeとか、ドイツ大手のT-MobileがApple SIMサービスに参入してくれば、通信コストは一気に下がるのではと思います。またMicrosoft SIMの発売の噂も出ていますので、今後データ通信のボーダレス&低コスト化に期待が持てますね。

デジモノステーション 2016年2月号付録 So-net 0-SIM

昨年末に発売され、その付録の人気で、あっという間に書店やコンビニの店頭から消え、その後アマゾンなどでプレミア価格で販売されている「デジモノステーション 2016年2月号」・・・。
お正月休み中に、小田原市内の本屋とコンビニを探し回って見つからなかったのですが、お正月開けになんとSIM付き(未開封)の状態で、ブックオフにて300円で売っていました。
これを古本として売った方も、またこれを販売したブックオフも、付録のSIMには全く興味がなかったのでしょうね。1/16時点で、AmazonではSIM付きの状態で2千円超で販売中です。
「二匹目のどじょう」を探して、他のブックオフを数軒覗いてみましたが、さすがに付録無しの状態のものしか見つかりませんでした。
現在、付録のSIMは、docomoのiPad mini3に装着され、とても便利に使用させていただいています。
月々のデータ通信量を管理するアプリ(※)を入れ、毎月きっちり500MBに押さえ、今後一生ともゼロ円運用させていただきたいと思います。(今年の運は、これで使い切ってしまったことでしょう)
※Androidだと、月々の通信量を制限する設定があるようですね。これは便利です。

2016.01.16 まだiPhone6/6s 一括ゼロ円&キャッシュバック継続中

1/16時点で、今の所まだiPhone6/6s 一括ゼロ円&キャッシュバックが継続中です。
ご存知の方も多いと思いますが、ケータイショップはTwitterでその日のセール価格を告知しており、ハッシュタグ「#au iphone6 0円」あたりで検索すると情報が取れます。また平日と土日で条件が異なりますので、こまめな情報確認が、最良の結果を生むポイントです。
なお、情報確認の際は、値段やキャッシュバック額だけでなく、コンテンツ等のオプション加入や下取り等の販売条件もよく確認しましょう。ショップによっては、「Twitterで見た。コンテンツ等の購入条件を教えて!在庫ある?これから行くので取り置きしておいて!」なんて対応してくれるところもあります。
さてこの状態はいつ迄続くのでしょう?docomo iPhone5Sの2年縛りが解けるまであと2週間です。

2016.01.11 もうすぐdocomo iPhone5Sの2年縛りが解けます

もうすぐ、今月1月いっぱいで、docomoのiPone5Sの2年縛りが解けます。そのまま契約継続すると、月サポ約3千円の割引がなくなるため、月額7千円程度となるので、もちろんdocomoとはサヨナラします。
ここで問題なのは、総務省がケータイ各社に料金是正の指導を行っており、「一括ゼロ円」とか「キャッシュバック」とか禁止の動きで、今後の端末価格が読めません。
もちろんこれで月額料金が下がり、トータルコストが下がるなら歓迎ですが、ケータイ各社がそんな素直に指導を聞くとは思えません。今後どうなるのでしょうか?

■案1:端末(iPhone5S)はそのままで、格安SIMに変更する。

メリットは;
  • 月額基本料金が1,700円程度と格安
  • 契約縛り期間が大体6か月程度で済む
  • データ通信量も月に1GB程度で十分足りる
デメリットは;
  • 通話料が別途掛かり月額料金が不確定、長電話してしまうと数千円は軽く掛かってしまう
  • docomo回線のままなので、職場での最悪な受信状態が解消しない(docomoだけまともに受信出来ない)
  • 2年使用したiPhone5Sのバッテリーに少々不安あり

■案2:最後(?)の「一括ゼロ円」と「キャッシュバック」に駆け込み契約する

メリットは;
  • 端末が新しくなる、購入条件によってはiPhone5Sの売却益が得られる
  • 通話低額契約あり
  • docomo以外なら職場内でも安定受信可能
  • auやSBのiPhone6Sの場合、契約後6ヶ月でSIMロック解除が可能(利用可能な周波数帯は確認要)
デメリットは;
  • 端末を一括購入し、月サポで月額費用を下げても、月額4千円以上掛かる
  • 更新月となる2月以降の端末の一括購入価格が読めない

■作戦は・・・

更新月となる2月以降の端末価格、「一括ゼロ円」とか「キャッシュバック」の状況を見て決めましょう。
iPhoneの場合、各社ともAppleと端末販売台数の厳しいノルマ付きで契約しているそうで、総務省の指導が有効化すると、明らかに新規契約が減る=端末の販売台数が減ると予想されます。
そうなることが予想される以上、売る方もなるべく早く端末販売台数を積み上げたいとの気持ちが働くはずです。もちろん買う側も縛り契約の終了を待たずに、違約金覚悟で買い替える動きもありそう。
この需要と供給のバランスで価格が決まるので、これを見極め、向こう2年分のトータルコストと、利便性で決めましょう。

■判断基準は・・・

Kanatecの場合、月の通話料金は500~1,000円あれば十分なため、格安SIM運用の場合、大体2,500円が月額平均となると予想されます。auの場合、端末一括購入で毎月割(月サポ)適用後は4,300円程度なので、その差額は1,800円程度で2年合計で43,000円程度になります。
じゃんぱらの場合、5S 16GB docomoの買い取り上限は20,000円程度なので、5S売却後の格安SIMとキャリアの2年トータルコストの差は23,000円程度に圧縮されます。
  • MNP転出費用と、初期費用は格安SIMもキャリアも同額
au乗り換えの方が、職場での受信状況が快適、通話料の心配も不要、更にバッテリーの不安も解消されるので、明らかに利便性は高く、端末の一括代金をどこ迄押さえられるかがポイントです。
さて、来月2月の状況はどうなりますか・・・。

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