2017年4月22日土曜日

2017年01月17日号 NURO 0 SIMってどう?


NURO 0 SIMってどう?

■ 回顧録

一昨年の2015年末に発行された雑誌に、このSIMが付録に付いていたことで、一部の方々の間でお祭り状態になり、書店やコンビニからあっという間に消えてなくなった件、懐かしいですね。
Kanatecはちょっと出遅れてしまい、小田原市内の多数の書店やコンビニを探しまわりましたが見つからず、諦めかけた年明けに、バイト先の大森のブックオフにて、なんと付録がついた状態で、この雑誌と言うかSIMを300円でゲットしました。

■ 0 SIMについてのおさらい

docomoのLTEデータ回線を利用し、月のデータ通信量が500MB迄なら無料、そこから先は従量制という、貧乏人ライトユーザにとっては天からの恵みのような優しいSIMです。
なんとこのお祭りになった雑誌には、このSIMが付いていたため、通常の格安SIMの場合に契約時に3,000円位掛かるところが、雑誌代の620円で済む訳です。
サービス開始当初はSo-net 0 SIMという名称でしたが、その後nuro 0 SIMに名称が変わり、引き継がれています。

■ タダよりやすい物は無い?!

Kanatecの場合、元々モバイルはライトユーザであり、スマホ中毒症状は一切ありませんので、500MB/月なら十分やって行けます。実際に、昨年1月から使い始めて、一度も課金対象となる500MBを超えたことはありません。
ここまでだといいことづくめの神サービスなのですが、世の中はそんなにうまくは行きません。昨年夏頃から、昔々のアナログモデム回線並みの速度になっています。

平日の夜19:02に計測
(端末はiPad Air2 国内版SIMロックフリーを使用)
多くの皆さんの帰宅時間の平日夜19時で、DL=0.09Mbps/UL=0.58Mbpsです。格安SIMが一番混み合うと言われる平日昼休みの時間帯だと、もっと遅くなります。

■ 原因調査

Kanatecの場合、雑誌の付録に付いていたSIMのため、契約時の3,000円も払っていませんし、1年間ずっと無料で使っていましたので、サポートセンターに表立って文句は言えないです。

(1)ずっと無料で使っているので利用制限を掛けられている?

ネットで調べてみた結果、同じような状況をレポートされている方もおり、その中には雑誌の付録ではなく3,000円を普通に支払って契約し、更に最低利用期間12ヶ月の音声プラン付きで契約されている方もいるみたいです。
データ通信速度は「ベストエフォート」であり保証値ではないとは言え、この状態で12ヶ月支払い続けるのは辛いですよね。
この状況からすると、無料利用者だけに通信制限を掛けているのではなさそうですが。。。

(2)回線容量に対してユーザーが多すぎる?

昨年の夏以降、契約を受付する日を制限したり、またその後、受付日の制限は廃止されましたが、月々の契約受付件数を制限するなど、ちょっと不可解な動きが目立っています。
これって明らかに契約者数に制限を掛けている、すなわち、自社設備やdocomoから借りている回線容量が逼迫しているってことですよね。
0 SIMの場合、3ヶ月間一切通信利用が無い場合に自動解約されてしまいますので、雑誌の付録で使い始めた人の中には、見切りをつけ既に自動解約になっている方もいることでしょう。
回線が激遅の理由、何となくこの線が有力な感じです。

■ 検証実験

利用者が少ない時間帯だとどんな感じでしょう? 試しに、日曜日の深夜と早朝に状況確認してみました。
 
左:日曜 深夜0:15、右:日曜 早朝 6:17に計測
(端末はiPad Air2 国内版SIMロックフリーを使用)
日曜 深夜0:15で、DL=1.20Mbps/UL=4.66Mbps、一晩明けて日曜 早朝 6:17で、DL=8.79Mbps/UL=8.33Mbpsです。これなら全く文句無いですよね。
なお、iPad mini3 docomo版でも同じような状況なので、端末の問題の可能性は無いと判断します。

■ まとめ

このサービスは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が運営してますので、さすがにこの状態で(受付件数の制限付きながら)新規契約を受け付け続け、また音声オプション付きの契約者から月額利用料を取り続けることは無いでしょう。
今後、設備や回線の増強が行われると期待し、自動解約されないよう、細々と使いながら暫く耐えようと思います。まあ、どうしても高速通信が必要な時は、au契約のiPhoneでテザリングすれば良いですし。。。

平日の夜19:06に計測
(端末はau回線契約のiPhone6を使用)

Apple SIMってどう?

2015年11月に日本国内での販売を開始したApple SIMですが、当初はこのサービスに参加するパートナーのプロバイダも少なく、それに伴い料金も割高だったのですが、1年ちょっと経過して、どんな感じになっているのか調べてみました。

■ 概要

海外旅行中にApple SIMを使えば、世界100以上の国と地域で、主要なプロバイダの携帯電話データプランをあなたのiPad上で選べます。だからWi-Fiホットスポットの近くにいない時でも、インターネットへの接続を続けられるのです。
要するに、現地でSIM探しに時間を費やす必要なく、端末上の操作だけで契約が済んでしまう便利なものです。

■ 対応するデバイス

  • 12.9インチiPad Pro 、9.7インチiPad Pro
  • iPad Air 2、(iPad Air)
  • iPad mini 4、iPad mini 3、(iPad mini 2)
《備考》
  • Wi-Fi + Cellular モデルに対応
  • Apple SIMと内蔵Apple SIMは中国では利用不可
  • 日本国内のキャリア版は、国内ではSIMロックだが、海外ではアンロックになるので使用可能
  • iPad AirとiPad mini 2については、AppleのWebページによって対応状況の記述が異なるので要注意

■ 入手方法と価格

Apple SIMはオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、香港、イタリア、日本、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、米国のApple Storeで購入できます。
価格は税別600円です。なお、商品の性格上通販しないのか、AppleのWebには価格の掲載がありません。Kanatecは、銀座のAppleストアに出かけて、すぐに入手出来ました。(銀座の場合h、2Fにいる店員さんに声をかけると、奥の部屋から持ってきてくれました。)

■ Apple SIMのパートナーの通信事業車

AppleのWebでは、通信事業者とサービスエリアが個別に表示されているだけで、「提携している通信事業者と国は変更される場合があります」となっており、国ごとにサービスを提供しているパートナーの情報がありません。
これは現地に出かけたタイミングで、現地で実際にiPad上に表示される通信事業者を見て確認するしかないみたいです。まあ、普通に観光に行きそうな国はカバーされているので、どこかのキャリアに繋がることでしょう。
2016.12.27時点でのAppleのWeb(日本)での情報では;
  • EE(Everything Everywhere/英)
  • 3(Three/英)
  • T(Deutsche Telekom)
  • T Mobile(米)
  • AOW(AlwaysOnline Wireless/グローバル)
  • GigSky(グローバル)
この他に、アメリカのApple Webサイトには、米国キャリアのAT&TやSprintの他に、日本のauとSoftbankも含まれています。サービス開始当初から何社か増えていますね。

■ 通信料

どこでどの通信事業者に繋がるのか分からないので、ワールドワイドでサービスしているAOWとGigSkyで、行きそうな国の料金を調べてみます。注)2016.12.27時点の情報です。

AOW(Ref. https://alwaysonlinewireless.com

フランス、ドイツ、イタリア、スペインの場合
  • By the Hour 20 MB $0.99
  • By the Day 200 MB $9.99
  • By the Megabyte (15 days) 500 MB $19.99
  • By the Megabyte (15 days) 1 GB $39.99
  • By the Megabyte (30 days) 3 GB $89.99
イギリスの場合
  • By the Hour 100 MB $0.49
  • By the Day 500 MB $5.99
  • By the Megabyte (15 days) 1 MB $10.99
  • By the Megabyte (15 days) 3 GB $18.99
  • By the Megabyte (30 days) 5 GB $29.99

GigSky(Ref. https://www.gigsky.com/gigsky-apple-sim/

フランスの場合
  • 3 days 100 MB $15
  • 7 days 250 MB $25
  • 14 days 500 MB $35
  • 30 days 1 GB $50
ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスの場合
  • 3 days 100 MB $15
  • 7 days 400 MB $25
  • 14 days 800 MB $35
  • 30 days 3 GB $50
だいたい現地滞在期間は数日から1週間程度なので、AOWのBy the Megabyte (15 days):500MBで$19.99辺りが候補でしょうか。サービス開始直後は、イギリスを除くヨーロッパ域内だとGigSkyしか使えない状況で、料金的に魅力がなかったのですが、AOWの参加でかなり現実的な価格になってきました。
基本的にローミングでつながっているはずなので、イギリスのEEや3、ドイツのT等のローカルのキャリアをローミングせずに直接使えると、もっと低料金で利用できそうです。

■ 結論

SIM自体が600円で買えるので、海外旅行の際は持って行って損はないですね。滞在日数が短い場合とか、現地でSIMの購入が困難な時に、確実に通信環境が確保できるのは安心です。
iPad向けデータ通信サービスなので音声通話はできませんが、メールだけでも通信手段が容易に確保できるのはとても助かります。

■ Tips

現地に行ってからスムーズに対応するための準備として、以下の内容を把握しておくと良いと思います。
  • 日本国内格安SIMのプロファイルをインストールしている場合は、事前に削除しておく。iPhoneの場合、プロファイルは1つしかインストールできないはずで、すでに別のプロファイルがインストールされていると、現地で利用開始時に、所定のプロファイルのインストールができない可能性あり。
  • 可能であれば、事前に接続予定先(パートナー)のAPN設定情報を調べておくと便利。
  • 可能であれば、事前に接続予定先(パートナー)と料金プランを調べておくと便利。
  • 契約の際の住所は、ホテルの住所でOK。(日本の住所だとダメらしい)
  • 契約の際にパスポートの写真をアップする必要がある場合あり。事前に画像データを準備しておくと便利。
  • 過去に契約済みのパートナーの場合、事前に国内からWi-Fi経由でプラン選択&再契約が可能な場合あり。事前にトライしてみる価値あり。うまくいけば、現着後、端末起動すぐに通信可能になる。
  • キャリアとプランを選んで契約するまでの通信料は、契約不要かつ無料となるとの情報もあり。無理して不安定かつ接続先の制約が多い無料HOT-SPOTに拘らず、ホテルに着いてからゆっくりと手続きを進める。このためには、空港からホテルまではオフライン状態でたどり着けるよう、必要事項は印刷して持参する。
  • 通信事業車と契約の際の端末操作にて、現地語のみで英語が表示できないケースもある。最低限の現地語を覚えていくか、Google翻訳を活用し、慌てないようにしよう。

■ (参考情報)Apple SIM使用時の設定画面(iPad Air2 国内版SIMロックフリーを使用)

(1)Apple SIMを挿入したホーム画面

まだどの通信事業車にも繋がってない状態なので、左上には「iPad」と表示されています。

(2)設定画面

設定→モバイルデータ通信をタッチすると、利用出来るキャリアを読み込みに行きます。
 

(3)キャリア選択画面

日本の場合、au、AOW、GigSky及びSoftbankが選択出来ます。

(4)契約・メニュー選択画面

試しにauを選んだ状態です。まだ一度も契約してない(または前回の契約切れから365日以上経過している)場合は、利用に先立ち、個人情報やクレジットカード情報などの登録を行うため初期設定が必要です。
既に初期設定が済むと、ここで1,500円/1GB(有効期間31日間)を購入出来ます。旅行や出張での短期利用なら、1,500円/1GB(有効期間31日間)は悪くないですね。ローミング接続でないと、結構リーズナブルな価格になるようです。
 

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